『オレの17歳はアイツの強烈なパッチギから始まった。歌ってはいけない唄と、あの娘の、挟み撃ちにあいながらあの頃の京都は激しく、怒濤の日々だった。
◆若者たちの心の叫びが深い感動を呼び起こす。
『ゲロッパ!』の大ヒットも記憶に新しい井筒和幸監督が、鮮烈にして衝撃的なデビュー作『ガキ帝国』の原点に回帰し、さらにそれを軽々と飛び越え、新たな地平に踏み出すエンタテインメント映画の傑作を創り上げた。(中略)
対立する2つのグループの男女がふとしたきっかけで知り合い、やがて恋に落ちてゆくが、そこには2人の思いを妨げる深い河が横たわっていた。スピード感あふれるエピソードが繰り出す笑いと、純粋であるがゆえに深く胸に刻み込まれる挫折と悲しみ。そしてラストに訪れる爽やかな感動が、これらすべての感情を包み込んで未来への希望に変えてくれる。『パッチギ!』は“日本版ロミオとジュリエット”、そしてダンスをケンカに置き換えた“日本版ウエストサイドストーリー”とも言える胸踊る感動作だ。
なおタイトルの“パッチギ”とは、「突き破る、乗り越える」という意味を持つハングル語で、「頭突き」の意味でもある。 』(cinema topics online ホームページより抜粋)
私の感想は、次のとおりです。
1968年の京都を舞台にした映画で、当時の街の情景や事件、そして何といってもヒット曲の数々が登場し、とても懐かしく見ることができた。さらに、日本と在日朝鮮の高校生の対立もあり、そんなことがあったなあと当時を思い出した。
中でも2人の出会いのきっかけとなり全編にわたって登場する伝説的名曲「イムジン河」(ザ・フォーク・クルセダーズ)は、映画の中でも大きな意味を持ち、私の心にも大きな感激を与えた。「イムジン河」以外にも「悲しくてやりきれない」「あの素晴らしい愛をもう一度」など、私の青春時代の歌が流れていたのもよかった。
出演俳優も多岐に渡り、楽しめた。沢尻エリカが在日朝鮮の高校生を演じるのを見たかったのだが、彼女以外にも、高校生役の若手俳優の体当たり演技には感心した。また、風変わりな若者役のオダギリジョー、ラジオのディレクター役のハウンド・ドッグの大友康平などが、面白かった。
娯楽大作として、また若者の熱き心と淡い恋を描いた映画としてお勧めです。
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